選挙に行く人が増えないたった一つの理由
昨日参議院選挙がありましたね。
いろいろと用事はありましたが、一応私も投票に行きました。
取りあえずそれはおいておいて、今回は投票率がなぜ伸びないのか、その原因について書いてみたいと思います。
選挙権を持つ18歳以上の人のだいたい半分が選挙に行っていないという計算になります。
そしてマスメディアでは、「何で投票に行かない人がこんなに多いんだろう」という悲観的な意見を言うコメンテーターが少なくありません。
投票率が9割とか行ってほしいのでしょうね。
それだけ、国政に興味がある人が多いということになりますから。
でもね、選挙に行く人は増えませんよ。
理由ははっきりしてます。
それは、「国会議員の給料やその他待遇が恵まれすぎているから」。
はい、それだけのことです。
今すべての民間企業の平均給与の額ってどのぐらいだと思います?
ざっくりと年収にしてだいたい年収350万円程度って感じでしょう。
よく500万ぐらいなんていうデータが出てますが、それってそれなりに大手の企業だけを母数にしたデータで、実施に全国に200万以上ある中小零細企業を合わせると、350万程度が現実的なラインです。
もちろんこの平均年収は、大手企業の年収が平均値を大きく押し上げているため、中小零細企業で働いている人だけの平均年収は明らかに300万円を下回ります。
中小零細企業の数のほうが圧倒的に多いので、多くの国民はこの年収300万円未満の少ないお給料で将来に不安を抱えながら、生活しているとういわけです。
一方の国会議員の年収はというと、2200万円ぐらいだそうです。
国会議員の歳費、つまり給料は法律で決まっています。 その月額は129万4000円。 このほかにいわゆるボーナスである期末手当が約635万円支給されますので、年収ベースの総額は2200万円ほどとなります。 これが本来の国会議員の給料です。
それ以外にもいわゆる「議員特権」なるものがあり、一般庶民からは考えられないようなリッチな待遇を受けることが可能なのです。
うらやましい!
そう思いませんか?
私は素直に思います。
「なんだよ、国会議員って金持ちになりたいからなるんじゃねーか!!」ってね。
「何がうれしくて、赤の他人をリッチな身分にするために、貴重な時間割いて投票なんて行かなきゃいけないわけ?」
はい。
とってもわかります!!
これが「選挙に行く人が増えないたった一つの理由」だと思っています。
「おれの年収220万円なんだよっ。お前らばかり幸せな思いさせてたまるか!!!」
議員からの想定される反論に答えますね
議員さんからこんな反論がきそうですね。
「国会議員なんて楽な仕事じゃない。はっきりいってこの給料じゃ見合わないですよ。成り手もいないんですよ?」
「いや、国会議員の仕事よりも、年収300万で1年24時間365日こき使われるブラック企業の方がよっぽど大変ですから!!!!」
ね、議員さん。
ブラック企業で死にそうな思いして働いている私と、一週間だけ仕事変わりませんか?
たぶん私たちの言いたいことよくわかりますから。
選挙に行く人を増やすためには、国会議員の年収や待遇を下げるしかない
結局、これだと思いますね。
身を削るというのはそういうこと。
国会議員の年収400万円程度に減らしませんか?
それでも議員をやりたいという、自己犠牲的な人であれば、心の底から喜んで投票します。
議員特権はそのままでいいから。
そしたら、自然と選挙に行く人も増えると思うし、国政に興味が出る人も増えると思いますけどね。